
私達はライフワークとして、ネパールの教育支援活動をしていますのでご紹介します。


5年程前に初めてネパールに行きました。
カトマンズの混沌、世界遺産の寺院、ヒマラヤの雄姿・・・など感動の連続でした。
その中で私達が最も心動かされたのは、ネパールで出会った沢山の人々の
“国を思う心”でした。
その中の一人にKrishnaさんという人がいます。
彼は、カトマンズでホテルを経営しながら、ネパールのいろんな村に教育支援をしている人で、男前で、日本でもちょっと有名な人です。
彼は、私達を、カトマンズから車で2時間程のマハデブベシという村に連れていってくれました。
まず、村長さんとか、校長先生とか紹介してくれてから、村の学校に行きました。
小1〜中2まで8学年400人の学校でした。
教室いっぱいに生徒がいて、彼らの真剣に授業を受ける様子が印象深かったです。

その後、村の川原にみんなで向かいました。
そこには、内戦から逃げてきた難民が、沢山住んでいました。
粗末なテントを建て、川原の石を砕いて砂利にして売って、生活していました。

寒いのに小さい子は大丈夫かな〜?というような風景でした。
その時、村の校長先生がいった一言が忘れられません。
それは・・・
「この川原の子供達を村の学校に通わせてあげたい。もっと教室と先生が必要です。その為に村全員でガンバッテマス!」
日本なら普通、“勝手に住みついて迷惑だ” というところでしょう。
私達は単純に感動して、この村と関わっていこう とその時決めました。

クリシュナさんと校長先生などマハデブベシ村の人たちと、私達が協力できることについて話し合いました。
村の人は、新校舎建設を支援して欲しいと言っていました。
私達は、絵本の図書室を造ることと先生一人分の給料を負担することを提案しました。
絵本?ってみなさん思われるかもしれませんね。
確かに沢山の子供たちを受け入れられる校舎を造ることも大事ですが、学校が提供する教育の内容も大事だと私達は思っていました。
ネパールで出会った人たちは、「経済発展のために、教育が必要だ」という意見が圧倒的でした。
もちろんそれは理解できましたが、例えば先進国に生きている私達日本人がそんなに幸せなのかな〜という思いもあって、英語や数学と同じように、絵本を読むことによる、いわゆる情操教育も大事だと主張したわけです。
村の人たちも最初は、「こいつら何を言っているんだ??」という感じでしたが 、日本から持って行った絵本を見せると、「こんなきれいな本は見たことがない!!これなら子供たちだけでなく村中の大人たちにも読ませたい!!是非とも絵本の図書室を造りたい!!」と大いに乗り気になりました。
次に、限られた予算のなので、効率的に進めるアイディアを出してくださいと村の人たちにお願いしました。
彼から出てきたアイディアは、あまり使っていない物置スペースを図書室に充てて、内装(壁と床の補強や本棚など)は材料を買ってきて村人たちが手作りで行うことにする。
そして、なるべく多く寄付金を残し、それを銀行に預ければ金利で先生の給料を1名分賄えるというものでした。
なかなかしっかりした考えだし、なによりも自分たちで汗をかくというところが気に入りました。
そんな感じで、絵本図書室設立に向けて、私達とマハデブベシ村が動き出しました。
日本に帰った私達の方は、とにかく絵本を集めなければなりません。
果たして充分な本が集まるのだろうか?と心配もあったのですが、知り合いや地元の図書館に頼んだら、多くの人たちが協力してくれて沢山の絵本が集まりました。
まずは順調な滑り出しだったのですが、ネパールに絵本を送る段になって、絵本を整理して梱包する作業に手間どったり、送料が高かったり、一部は輸送途中で行方不明になったりと結構いろいろありました。
そして最後に、ネパールに送られた日本語の絵本をネパール語に翻訳するという作業がありました。
これは、クリシュナさんや妹のボビタさんやその友達の学生さんなど日本語の出来るネパールの若者に、ボランティア(ちょっとお小遣い)で協力してもらいました。
それから、できれば英語の絵本も揃えたいと考えていました。
ネパールでは小学生から英語を学んでいますし、日本の絵本とはまた違った味わいがありますから…
しかし、どうやって英語の絵本を集めようかと悩んでいた時「“Room to Read”というNPOが世界中に図書館を造っていて、ネパールでも活動している。」という話を耳にしました。
この組織は最近日本の雑誌にも取り上げられているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、元マイクロソフト社の幹部だったJohn Woodさんが創立した世界の貧しい地域に図書館や学校をものすごい勢いで造っている、アメリカに本部のあるNPOです。
その“Room to Read”のネパールのオフィスを、飛び込みで訪ねてみました。
初めて訪問したときは、忙しいから会えないと断られましたが、アポをとって二度目に訪問したときは、ネパール“Room to Read”代表のDinesh Shresthaさんが時間をとって、私達の話を聞いてくれました。そして「日本人がこのオフィスを訪ねてくれたのは初めてです。とても嬉しい。これからも協力していきましょう。」と快く500冊の英語の絵本を寄贈してくれました。
更に、「新校舎建設するようになったら協力します。」と言ってくれました。
あっさりと手間も掛からず500冊もの素敵な英語の絵本が集まって、ビックリするやら嬉しいやら、世の中にはすごい組織があるのだな〜と感心しきりでした。
そんなこんなで、沢山の優しい気持ちと、村人の情熱と汗により図書室が完成しました。


図書室設立の過程で、マハデブベシ村の人々は、遠い日本の人々やネパールの“Room to Read”のような組織が支援してくれることを知りました。
また支援をきっかけに彼らも一層の努力をすることで、なにかを成し遂げられるという自信も得たのではないかと思います。
元々彼らの悲願であった新校舎建設を実現しようという気運が盛り上がってきました。
私達としては、図書室とは比較にならないくらいお金がかかりますし、ハードよりソフトが先決というような気分もありましたし、日本での仕事など他にもやるべきことが沢山ありますので、新校舎建設に関わるかどうか直には決められませんでした。
最終的には、村人たちの熱意にほだされたのと、学校建設のノウハウを持つ“Room to Read”の協力を得られるということなどもあって、新校舎建設に関わることに決めました。
新校舎建設については、とにかく“Room to Read”のDineshさん始めスタッフの方々が大いに活動してくれました。
自らの組織も多額に資金を拠出し、村人たちにも相応の負担を負わせ(お金や土地や労働力など)、足りない分は他のNPOや私達にも働きかけ、工事スケジュールと予算管理を緻密にこなしてくれたりしながら、大プロジェクトをやり遂げてしましました。
彼らの活動はまさに“Room to Read”代表のJohn Woodさんのおっしゃる、「エクセレントカンパニーのビジネスセンスを持つNPO」という感じでした。
彼らの「ブルドーザーのような行動力」と「世界を良くしたいという情熱」と「愛すべきキャラクター」と「洗練されたセンス」に対し私達は最大の敬意を表しますし、“Room to Read”とDineshさん達の大ファンになってしまいました。
というわけで、新校舎が完成しました。
思いがけず?関わった私達もオープニングセレモニーに参加しました。
子供達、村の大人達、学校関係者、Krishnaさん、Dineshさん・・・みんな嬉しそうです。
私達も主賓席に案内されて、「私達はたいしたことしてないし・・・」と日本人キャラクターで遠慮した時、村の人が言った言葉です。
「何をおっしゃるのですか、沢山のお金や絵本を寄贈してもらいました。そしてなによりも、遠い日本から来て、私達のことを考えてくれる人に出会えたことに、どんなに勇気付けられ、どんなに嬉しかったか。本当にあなた方のおかげです。感謝しています。」

私たちのささやかな行動が彼らに勇気を与えたんだな〜と思うとこの言葉は本当に嬉しかったです。
でも、ネパールの人たちは私たちが与えたものよりも多くのことを私たちに教えてくれたと思っています。
私たちの最初の一歩はささやかなものでしたが、わずか数年間で沢山の人々がつながって、このような結果を生んだことに驚きを感じ、そして人間の持つ可能性をいっぱい信じられるようになりました。
Shree Jana Jagriti Lower Secondary School に
Mahadev benisi の人たちに
ネパールで出会った人たちに
日本でこの活動にかかわった全ての人たちに
感謝です。


5年程前に初めてネパールに行きました。
カトマンズの混沌、世界遺産の寺院、ヒマラヤの雄姿・・・など感動の連続でした。
その中で私達が最も心動かされたのは、ネパールで出会った沢山の人々の
“国を思う心”でした。
その中の一人にKrishnaさんという人がいます。
彼は、カトマンズでホテルを経営しながら、ネパールのいろんな村に教育支援をしている人で、男前で、日本でもちょっと有名な人です。
彼は、私達を、カトマンズから車で2時間程のマハデブベシという村に連れていってくれました。
まず、村長さんとか、校長先生とか紹介してくれてから、村の学校に行きました。
小1〜中2まで8学年400人の学校でした。
教室いっぱいに生徒がいて、彼らの真剣に授業を受ける様子が印象深かったです。

その後、村の川原にみんなで向かいました。
そこには、内戦から逃げてきた難民が、沢山住んでいました。
粗末なテントを建て、川原の石を砕いて砂利にして売って、生活していました。

寒いのに小さい子は大丈夫かな〜?というような風景でした。
その時、村の校長先生がいった一言が忘れられません。
それは・・・
「この川原の子供達を村の学校に通わせてあげたい。もっと教室と先生が必要です。その為に村全員でガンバッテマス!」
日本なら普通、“勝手に住みついて迷惑だ” というところでしょう。
私達は単純に感動して、この村と関わっていこう とその時決めました。

クリシュナさんと校長先生などマハデブベシ村の人たちと、私達が協力できることについて話し合いました。
村の人は、新校舎建設を支援して欲しいと言っていました。
私達は、絵本の図書室を造ることと先生一人分の給料を負担することを提案しました。
絵本?ってみなさん思われるかもしれませんね。
確かに沢山の子供たちを受け入れられる校舎を造ることも大事ですが、学校が提供する教育の内容も大事だと私達は思っていました。
ネパールで出会った人たちは、「経済発展のために、教育が必要だ」という意見が圧倒的でした。
もちろんそれは理解できましたが、例えば先進国に生きている私達日本人がそんなに幸せなのかな〜という思いもあって、英語や数学と同じように、絵本を読むことによる、いわゆる情操教育も大事だと主張したわけです。
村の人たちも最初は、「こいつら何を言っているんだ??」という感じでしたが 、日本から持って行った絵本を見せると、「こんなきれいな本は見たことがない!!これなら子供たちだけでなく村中の大人たちにも読ませたい!!是非とも絵本の図書室を造りたい!!」と大いに乗り気になりました。
次に、限られた予算のなので、効率的に進めるアイディアを出してくださいと村の人たちにお願いしました。
彼から出てきたアイディアは、あまり使っていない物置スペースを図書室に充てて、内装(壁と床の補強や本棚など)は材料を買ってきて村人たちが手作りで行うことにする。
そして、なるべく多く寄付金を残し、それを銀行に預ければ金利で先生の給料を1名分賄えるというものでした。
なかなかしっかりした考えだし、なによりも自分たちで汗をかくというところが気に入りました。
そんな感じで、絵本図書室設立に向けて、私達とマハデブベシ村が動き出しました。
日本に帰った私達の方は、とにかく絵本を集めなければなりません。
果たして充分な本が集まるのだろうか?と心配もあったのですが、知り合いや地元の図書館に頼んだら、多くの人たちが協力してくれて沢山の絵本が集まりました。
まずは順調な滑り出しだったのですが、ネパールに絵本を送る段になって、絵本を整理して梱包する作業に手間どったり、送料が高かったり、一部は輸送途中で行方不明になったりと結構いろいろありました。
そして最後に、ネパールに送られた日本語の絵本をネパール語に翻訳するという作業がありました。
これは、クリシュナさんや妹のボビタさんやその友達の学生さんなど日本語の出来るネパールの若者に、ボランティア(ちょっとお小遣い)で協力してもらいました。
それから、できれば英語の絵本も揃えたいと考えていました。
ネパールでは小学生から英語を学んでいますし、日本の絵本とはまた違った味わいがありますから…
しかし、どうやって英語の絵本を集めようかと悩んでいた時「“Room to Read”というNPOが世界中に図書館を造っていて、ネパールでも活動している。」という話を耳にしました。
この組織は最近日本の雑誌にも取り上げられているのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、元マイクロソフト社の幹部だったJohn Woodさんが創立した世界の貧しい地域に図書館や学校をものすごい勢いで造っている、アメリカに本部のあるNPOです。
その“Room to Read”のネパールのオフィスを、飛び込みで訪ねてみました。
初めて訪問したときは、忙しいから会えないと断られましたが、アポをとって二度目に訪問したときは、ネパール“Room to Read”代表のDinesh Shresthaさんが時間をとって、私達の話を聞いてくれました。そして「日本人がこのオフィスを訪ねてくれたのは初めてです。とても嬉しい。これからも協力していきましょう。」と快く500冊の英語の絵本を寄贈してくれました。
更に、「新校舎建設するようになったら協力します。」と言ってくれました。
あっさりと手間も掛からず500冊もの素敵な英語の絵本が集まって、ビックリするやら嬉しいやら、世の中にはすごい組織があるのだな〜と感心しきりでした。
そんなこんなで、沢山の優しい気持ちと、村人の情熱と汗により図書室が完成しました。


図書室設立の過程で、マハデブベシ村の人々は、遠い日本の人々やネパールの“Room to Read”のような組織が支援してくれることを知りました。
また支援をきっかけに彼らも一層の努力をすることで、なにかを成し遂げられるという自信も得たのではないかと思います。
元々彼らの悲願であった新校舎建設を実現しようという気運が盛り上がってきました。
私達としては、図書室とは比較にならないくらいお金がかかりますし、ハードよりソフトが先決というような気分もありましたし、日本での仕事など他にもやるべきことが沢山ありますので、新校舎建設に関わるかどうか直には決められませんでした。
最終的には、村人たちの熱意にほだされたのと、学校建設のノウハウを持つ“Room to Read”の協力を得られるということなどもあって、新校舎建設に関わることに決めました。
新校舎建設については、とにかく“Room to Read”のDineshさん始めスタッフの方々が大いに活動してくれました。
自らの組織も多額に資金を拠出し、村人たちにも相応の負担を負わせ(お金や土地や労働力など)、足りない分は他のNPOや私達にも働きかけ、工事スケジュールと予算管理を緻密にこなしてくれたりしながら、大プロジェクトをやり遂げてしましました。
彼らの活動はまさに“Room to Read”代表のJohn Woodさんのおっしゃる、「エクセレントカンパニーのビジネスセンスを持つNPO」という感じでした。
彼らの「ブルドーザーのような行動力」と「世界を良くしたいという情熱」と「愛すべきキャラクター」と「洗練されたセンス」に対し私達は最大の敬意を表しますし、“Room to Read”とDineshさん達の大ファンになってしまいました。
というわけで、新校舎が完成しました。
思いがけず?関わった私達もオープニングセレモニーに参加しました。
子供達、村の大人達、学校関係者、Krishnaさん、Dineshさん・・・みんな嬉しそうです。
私達も主賓席に案内されて、「私達はたいしたことしてないし・・・」と日本人キャラクターで遠慮した時、村の人が言った言葉です。
「何をおっしゃるのですか、沢山のお金や絵本を寄贈してもらいました。そしてなによりも、遠い日本から来て、私達のことを考えてくれる人に出会えたことに、どんなに勇気付けられ、どんなに嬉しかったか。本当にあなた方のおかげです。感謝しています。」

私たちのささやかな行動が彼らに勇気を与えたんだな〜と思うとこの言葉は本当に嬉しかったです。
でも、ネパールの人たちは私たちが与えたものよりも多くのことを私たちに教えてくれたと思っています。
私たちの最初の一歩はささやかなものでしたが、わずか数年間で沢山の人々がつながって、このような結果を生んだことに驚きを感じ、そして人間の持つ可能性をいっぱい信じられるようになりました。
Shree Jana Jagriti Lower Secondary School に
Mahadev benisi の人たちに
ネパールで出会った人たちに
日本でこの活動にかかわった全ての人たちに
感謝です。
大起商店
関口克郎


